いっとき避難場所

人間万事塞翁が馬

記憶が意味のある形を取るまで

何が大変で、何が辛かったのか

カウンセリングが行き詰まって、もう通院をやめると言った時に、先生は助け合いだから短期でバイトしない?と言った。 

けど、ひどいバイトというか、大してかかってこない電話番のほかは、最初は手動で…ハサミでのシュレッダーを何時間もやるとか、カルテのシールを貼り続けるとか頭がおかしくなりそうだった

それ以外の仕事をしようとすると事務さんが、私だって最近にならないとできなかったとか言う

少し最後の方は違う仕事もさせてくれたけど

その間わたしのカウンセリングも診察も中断していた

 

…わたしが、バイトしていて、もう嫌だ疲れたので辞める、先生はひどい、といったときに、

何があったのか聞いてくれたらよかったなと思う

その時、わたしは聞いて欲しかったのかもしれない。

何があったの、と。

そうしたら、事務さんは誰も連絡先など教えてくれないから予定などわからないし、先生よりはまともだとか、先生が来ていいと言ったらまだ来るのかとか言われてるっていえただろうか?。

カウンセラーからは倫理違反だからわたしから先生に断って通院をやめてほしいとか紹介状はとらないでとか言われてて、転院もどうしていいかわからない、と言えただろうか?

 

…いえなかったかもしれないな。

わたしはそれが当然だと思ってたから、ずっと謝罪を続けていて、わたし自身の感情なんてなんにも意識していなかった。

 

 

だけど先生は逆に怒った。

偉そうに、と私に言った。

それでわたしは諦めた

この人ダメだと思った

途中までわたしの記憶を掘り下げて、解離を中途半端に剥がして、仕事もない、育児もぼろぼろにしておいて、一体なにが楽しくてわたしを事務にするのかわかんない

もっと単純な鬱の人とかいなかったのか

挙げ句の果てに侮辱して見捨てた

価値のないものに対する嫉妬の構造であり、つまんないヒエラルキーであり

倫理的という名前の元にまったくもって倫理的ではない行動をする、それを間抜けって言わないでなんというのだろうか

 信頼できないものであり無価値であるからこそ戻らないし戻れないわけだ

それなのにわたしはなぜ拘泥するのか

無価値であることをきちんと納得できていないからだ

たとえば謝罪とか、そういうものを無意識に求めているのかもしれないけれど、

"おまえは望むべくもないものを他人に望んだ"

というのが、変な話わたしがわたし自身に対して下した結論である。

 

望む前に要求をきちんとする、嫌なことからは闘争あるいは逃走すべきだというのが、未来に向ける教訓なのだ。

相手に対して望むことができることとできないことの区別をつけ、

自分がストレスを受けるものからは合理的な回避をする。

 

ダメージを受けたということが唯一、

通院の収穫だったと思う。

解離を中途半端にはがしたところで、一昨日の人の言い方であるならいじめにあって、最終的に裏切られたかたちで、

それ以外では考えられないくらい傷ついた。

否が応でも苦痛を感じた。

 

とはいえ、やり方というのは、他になにもなかったのだろうか。

 

先生は自分の問題が未解決である

それもあまりに未解決すぎて人の心のひだまで意識なんて行かないのだ

自分はやたらめったら顔にでる

あんなに顔にでる精神科医は初めて見た

わたしは自分の椅子の隣に扇風機が並ぶのかすごく失礼で嫌だと思ってて

診察室がぐちゃぐちゃなのもなんだそれって思ってた

少なくとも誰もそこを掃除に入らないのである。

給湯室だってめちゃくちゃ汚いままになってて、洗うと先生が怒るかもしれないから洗わないと事務さんは言ってたが、意味がわからなかった。

 

カウンセラーもわたしに、あなたが福祉の仕事を選んだのは自分より不幸な人を見て安心したいからじゃないのかとか言った。

転移の話をしようとして口ごもっていた時

あなたは核心に近づいているから話しにくいと思ってるんじゃないかと言ったけど

ダメダメだ。

わたしが他人に心を開いていることを認められないあなたに、わたしが心が開けるわけもないのであって、ほんとにダメすぎる。

 

医者は

仕事をやめた方がいいとか向いてないとかわたしにいうけど

わたしは、やめたほうがいいのはあなたじゃないのかと内心思っていた

(やめたいからああいうことするんじゃないの)

結論はそれだが経過は意味がわからないということだってある

わたしのことを、はじめてあなたを見た時、神谷美恵子かと思ったとか言ってたけど

神谷美恵子が必要なのはわたしじゃないんである

 

 

人にやめたほうがいいとか散々言って、

ほんとに、ばかみたい。

 

わたしもばかなんだけど、

過去の凍結した記憶には俄かには勝てないのだ

先生は煙突掃除は心のオペだと言ってたけど

麻酔はなく、麻酔が人になってしまったのだ

そして、あの場所にいたプロを名乗る人たちは、誰もそんなこと理解しないのだ

 

人の心を治療するとはどういうことなのだろうか。